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2009年8月 9日 (日)

龍神山~三星山

地元の名山を案内!

日時:平成21年8月8日(土)
コース:田辺市佐向谷~龍神宮~八幡社~竜星のコル~三星山~西岡のコル~佐向谷
コースタイム(休憩含) 全5時間15分(~三星山、約3時間40分~ゴール、1時間35分)

 今日は、いつも仰ぎ見ているけど一度も登ったことがないということで、案内役で地元の名山を紹介しました。

 古来、神奈毘(かんなび)と呼ばれ、山そのものが神とされる神体山が日本各地にありますが、龍神山もまた、そのような山の一つです。独特の岩山の風情を示し、田辺の文里(もり)湾からは真北の方向にあり、その東の三星山の上にはオリオン座の三ツ星が輝きます。余談ですが三星山の由来は三星連山が三つのピークがあるからとも考えられています。

 龍は中国では古代から皇帝を象徴します。神聖と邪悪が同居し、親しまれかつ恐れられる構図は今も保たれ続けています。龍神山という山も穏やかな山容とごつごつした岩山が同居した特異のイメージがあります。昔から山伏の修行の場であった理由がわかります。また三星山は完全な岩山で、低山でありながら龍神山と匹敵する存在感を示します。

 ここで民話をひとつ紹介します。

「竜仙山の天女」 山本真理子『紀州話』より

 むかし、竜仙山のふもとにきこりが住んでいました。親も嫁さんもない一人身でした。
ある日、山の頂上付近の池のはたの大きな松の木に、今まで見たこともない白いいい香りのする衣がたなびいていました。きこりは喜んで家に持ち帰りました。

 その夜、「トントン」と戸を叩く音。戸の向こうに透き通るような美しいおなごが立っておりました。そのおなごは鈴虫のような声で言いました。「今日、竜仙山の池で水浴みのとき、ころもをぬらし、松の木にほしときやんしたら、誰かがもちかえりやんひた。そのころもの香りが、この家からしてごやんす。どうぞ、返してたもれ」。きこりは人間らしい欲がでて「よめになってくれたら返す」と答えました。おなごは泣きながら仕方なしによめになりました。しかし、きこりはころもをたんすの奥に隠して渡しませんでした。

 よめになったおなごは、それはそれは天女のように優しく、素直で、かしこく、料理もうまく、きこりは毎日嬉しくて仕方ありませんでした。そして二人の玉のような子の親になりました。

 ある日、いい天気なので虫干しをしようとたんすの服を出しました。そして、あのころもも出てきました。すると、天女の嫁さんは、急に目の色を変えてそのころもを撫で、真珠の涙を浮かべました。「だんな様、ありがとうごやんす。ああ、うれしい。やっぱり、ええひとでごやんしたなぇ、うれしゅうごやんす」といって、ころもをはおり、二人の子を両脇にかかえ、ふわぁと天に舞い上がっていきました。きこりはといえば、もとのひとりになってしまいました。~おわり~

 龍神山の穏やかさと粗らしさにぴったりの民話だと思います。また「龍神山とその里山」という本を参考にさせてもらいました。

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コメント

そうです!この前の大雨での土砂崩れの後がくっきりしています。
緑に覆われるまでだいぶの年月がいるようです。
白浜からは高尾山の左に小富士山のような三星山が見えます。
楽しい山なので機会があればぜひ登ってください。

帰省でゆっくりできましたか?

この山の名前さえ知りませんでした。
岩の上の展望台は気持ちよさそうなところですね。

ところで、先日白浜に帰省したんですが、白浜から見る高尾山に深い傷跡が見て取れました。
すっかり風貌が変わってしまいましたね。

ショウタンさんこんばんは!
龍神山は岩口池からのコースや稲成の谷上の平岩から登るコース等があり道はしっかりしています。
三星山へは奇絶峡トンネルの側道の途中から西岡のコルへの道が昔整備されてたようですが、今は登ったという人は聞きません。
看板は残っていますが多分藪だと思います。自分も行った事ありません。冬に行ってみたいけど鉄砲が怖いです!

又この山の一般的には知られいないようなルートなど有りましたら教えてください

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